2013年1月17日、被災地・神戸は阪神淡路大震災より18年を迎えました。
本センターのある長田区は火災・住宅の倒壊による被害が甚大であった地域です。
18年目を迎えるこの日、地震の起こった午前5時46分から
長田区内の各地で市民手作りによる追悼式や法要が行われました。
本センターでは新長田駅前にて開催された「1.17KOBEに灯りをinながた」に
学生・生徒・教職員総勢55名で参加させていただき、
常盤女子高の生徒による募金活動と
神戸常盤大の学生・女子高の生徒による豚汁の炊き出しを行いました。
神戸常盤ボランティセンターとして炊き出しを行うのは4回目となります。
今年も1100食の豚汁をろうそくを灯しに来られた方や
ボランティアの皆さんにお配りすることが出来ました。
列に並んでおられる方が、
「あの日も寒かったね。」
「こうして並んでいると震災当時の
着の身着のままで避難所に逃げたことを思い出す。」
といった、当時の思い出を語ってくださったことが印象的でした。
震災から18年経ち、大学生・高校生も当時は小さな子どもであったり、
まだ生まれていなかったりと、震災の記憶が薄れていく中で、
こうして追悼行事に参加させていただいて神戸で震災を経験した方のお話しを
聞かせていただけるということは本当に大切なことだと思います。
あの日の記憶はなくても、これからの時代を担っていく若者が、
自らの命や家族・周囲の方の命を守るということを意識して、
人と人との関わりを大切にしていくことが、
阪神淡路大震災で亡くなられた方の供養にもなるのではないかと思いました。