2011年3月28日月曜日

大槌町にて

炊き出し2日目。町の会議中に津波の被害にあい、町全体の機能を一瞬にして失った大槌にて、昼・夜の2回炊き出しを行いました。 釜石から大槌に向かう沿岸沿いの道は、戦争を知らない私たちが見ても、空襲にあったかのような、悲惨な光景が広がり、声になりませんでした。 避難所では、子どもから高齢の方まで、肩を寄せあって暮らされていました。子ども達は、初めは警戒していましたが慣れていくと向こうから遊びに誘ってくれました。また、明日は久しぶりのお風呂に入るために花巻温泉に行けるのに、『温泉は止めて明日も遊びたい』と寂しそうに言ってくれました。その様子に言葉にならない思いが溢れだし、できるなら長い期間遊んであげたいと思いました。 夜の炊き出しでは、避難所の方々の前で、ご挨拶させて頂き、皆様から「ありがとう。美味しかった、励まされました」という言葉と共に、温かい拍手を頂きました。涙で声が詰まりました。 明日も、皆さんに少しでも笑顔になって頂けるよう、頑張ります。